普通二種免許が必要な仕事とは

公開日:2022/06/01   最終更新日:2022/06/17

普通二種免許がなければできない仕事はたくさんあります。代表的なものはタクシー運転手。普通二種免許を保有していると、ドライバーとして働くことはもちろん、会社を起業することも可能です。今回は、普通二種免許があるとできる仕事を紹介します。さらに、免許の取得方法についても解説するので、参考にしてみてください。

そもそも普通二種免許とは?

普通二種免許はタクシーや運行代行など、旅客運送を目的とした運転に必要な免許です。運賃を払ってもらい運転をするため、プロの運転技術が求められます。

■普通一種免許との違い

車の免許には普通一種免許もあります。それぞれの大きな違いはお客さんを乗せるかどうかです。普通一種免許は自分1人で運転したり、家族や友人と運転したりします。個人で運転するのが普通一種免許です。普通二種免許は、お客さんを乗せて目的地まで安全に運ぶことが目的です。

■第二種運転免許の種類

普通二種免許は第二種運転免許に含まれます。第二種運転免許には中型や大型、大型特殊などがあります。取得した第二種運転免許によって運転できる車は異なるのです。バスやタクシー、ハイヤーなどがありますが、無料送迎車は第二種には含まれません。プロのドライバーとして技術を磨き続けるほか、独立して開業するなど、開ける道はたくさんあります。

普通二種免許が必要な仕事とは?

次に普通二種免許を必要とする職種をみていきましょう。

■タクシー

タクシードライバーの仕事は、お客さんを安全に目的地まで運ぶことです。タクシーを必要とする人を探しに駅前や繁華街を走ったり、病院やホテルの前で待機したりします。

■介護タクシー

高齢社会に伴い、介護タクシーの需要は右肩上がりです。自宅から病院や施設への送迎など、介護タクシーのニーズは高まっています。

介護タクシードライバーとして働く場合、普通二種免許と介護職員初任者研修を取得しましょう。介護職員初任者研修は介護の基礎知識と技術を身につけた証明となる資格です。

介護タクシーでは、利用者の介助が発生するケースが多くあります。スムーズな介助をするためにも、介護の資格は取得しましょう。

介護タクシーと似たサービスである福祉タクシーであれば、普通二種免許だけで問題ありません。福祉タクシーは運転手による介助は発生せず、目的地まで送り届けることが仕事となります。

■運転代行

飲酒や怪我など、なんらかの理由で運転が不可能になったときに、代理で運転をするのが運転代行の仕事です。普通二種免許を所持していれば、お客さんの車を運転して目的地まで行きます。飲酒運転の取り締まりが厳罰化されたことで、運転代行のニーズは高くなっています。将来、独立して起業することも可能です。

普通二種免許の取得方法をチェック!

普通二種免許の取得方法は、普通一種免許とほとんど同じです。教習所へ通う、合宿で取得する方法があります。さらに、教習所へ通わずに取得する一発試験もあり、自分の生活スタイルにあわせて取得方法が選べます。それぞれの流れを確認しましょう。

■通学

通学は教習所へ通いながら、必要な学科や技能を受けます。時間を調整しながら講習を受けられるので、無理なく続けられます。取得に最短20日ほどの期間が必要です。

教習所での流れは、第一段階の学科・技能を受けて第二段階へ進みます。第二段階の受講を終えると卒業検定を受け合格したら、本免学科試験の受験が可能です。本免学科試験に合格して、はじめて普通二種免許取得になります。

■合宿

合宿は教習所が組んだスケジュールに沿って受講します。朝から夜まで講習が入っているため、通学よりも早く終わります。多くの教習所では最短8日ほどで卒業可能です。卒業後は通学と同じで、本免学科試験を受けます。

■一発試験

教習所に通わず、運転免許の試験会場へ行き受験をする方法です。教習所で学ばないため、1回で合格できればもっとも早く免許を取得できます。しかし、一発試験は難しく普通二種免許の合格率は10%以下といわれています。

教習所がない分、費用は安く済みますが、何度も受験をすると教習所より高くなるかもしれません。一発試験の流れは、学科試験を受け合格すれば技能試験へと進みます。技能試験に合格して免許取得となります。

■普通二種免許の受験条件は

普通二種免許を受験するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。まず、第一種運転免許を取得して運転履歴が3年以上経過している21歳以上の人です。3年以上ですが、免許の停止期間は除いたものとなります。

第一種運転免許を取得していなければ、普通二種免許は取得できないので、一種免許をもっていない人は早めに取得しに行きましょう。そのほかに片眼0.5、両眼0.8以上の視力の人や色彩の識別ができるなどがあります。

 

普通二種免許を必要とする職種はタクシーや介護タクシー、運転代行などです。とくに介護タクシーは、高齢社会により需要が高まっているため、必要とする人が増え続けるでしょう。運転だけでなく将来、開業も可能です。

取得方法は通学、合宿、一発試験の3種類あり、自分のライフスタイルにあわせて選べます。普通二種免許は運賃をもらい運転をするプロのドライバーです。しかし、運賃をもらうだけでなくお客さんの命を預かっていることを、常に頭に入れて安全な走行を心がけましょう。

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