所属する役員運転手派遣会社を選ぶ際に意識するべきポイントとは?
役員運転手になる方法は、企業に正社員として勤めるだけではありません。派遣会社に登録して派遣される方法でも、役員運転手として働けます。しかし派遣会社とひとことにいっても、その数は数えきれないほど存在します。今回は、派遣社員として役員運転手になる方法や、派遣会社の選び方について解説。どの派遣会社に登録すれば、よい条件で役員運転手になれるのかも紹介します。
役員運転手の目指し方
役員運転手になるために、特別な資格は必要ありません。極端な話、普通自動車第一種免許さえあれば、誰でも役員運転手になれます。
しかし、役員運転手は運転技術・コミュニケーション能力・守秘義務の理解・ビジネスマナーや気配りなど、多くのスキルが求められます。誰でもなれる仕事という表現には誤解があり、実際にはハードルの高い仕事です。これらを踏まえて、役員運転手を目指したい方向けの最適な方法を紹介します。
■企業の求人に応募
就職する際の一般的な方法が、企業の求人への応募でしょう。ハローワークや求人サイト、知人からの紹介で求人を知り、企業の人事部に直接応募する方法です。
しかし企業が出している役員運転手の求人は、仕事内容に秘書業務が含まれる可能性があります。運転以外の業務はしたくない、できない、と考えているのであれば、仕事内容を細部までチェックして応募しましょう。
■派遣会社に登録して専属の役員運転手として働く
最近では、派遣会社を利用して役員運転手を探す企業が増えています。役員運転手として働いた実績のない人は、まず派遣会社に登録してみましょう。派遣社員としてでもよいので、役員運転手としての下積みをおすすめします。
しかしどの派遣会社でもよいわけではありません。役員運転手の派遣を専門とする派遣会社に登録しましょう。専門派遣会社は運転技術やビジネスマナーなどの基本的なスキルについて、研修制度を設けています。
無料で研修が受けられる派遣会社もあるので、時間を見つけて利用してみましょう。研修後は優先して仕事を紹介してもらえる可能性もあります。
派遣の役員運転手として働くメリット
正社員の役員運転手と比較すると、派遣の役員運転手はハードルが低い傾向にあります。そこまで高度なスキルや勤務実績は求められません。また役員運転手は普通自動車運転免許があれば、特別な資格は不要です。
人手不足に悩む企業であれば、派遣社員はすぐに採用されるケースもあるため、早く働きたい人におすすめです。真面目に働いていれば、正社員登用の可能性もあります。
派遣は希望の勤務地で働け、移動や転勤もありません。拘束時間が短く、体力的にも無理なく働けるでしょう。家業や介護の合間にも働きやすく、ライフスタイルに合った働き方が実現できます。
なお、派遣社員でも条件を満たせば社会保険に加入できます。福利厚生の面でも充実している派遣会社もあるため、登録時に確認しておきましょう。
役員運転手の派遣会社の選び方
派遣で役員運転手の仕事に就くメリットは、想像以上に多かったのではないでしょうか。ここからは、役員運転手として働く際に、どんな派遣会社を選んで登録すればよいのかを解説します。
■実績
日本は世界でも有数の、派遣会社が多い国です。数多くの派遣会社から選ぶ際には、過去の実績に注目してみましょう。実績の多い派遣会社なら、派遣先の企業との関係性が強く、給与体系や勤務時間の交渉がしやすい傾向にあります。
逆に実績の少ない派遣会社では、求人数も少なくまた派遣先との関係性も築けていないことがあります。そのため派遣後のトラブルに、充分に対応してもらえないことが懸念されるようです。
■運転業務に強い派遣会社を選ぶ
派遣会社にも得意・不得意の分野があります。そのため運転業務関連の仕事が多い派遣会社を選びましょう。オフィスワークや製造業、サービス業に強い派遣会社を選ぶと、希望の仕事がなかなか見つかりません。
もし見つかったとしても、複数の求人から比較・検討できないでしょう。そのため運転業務やドライバー職に強い派遣会社に登録して、仕事を探しましょう。
■希望条件に適した案件があるか
先に派遣会社に登録して仕事を探すのもよいですが、その派遣会社に希望条件に合った求人があるとは限りません。そのため、自分の希望条件に適した仕事があるかどうかを探してから、派遣会社に登録しましょう。
ほとんどの派遣会社で、職種や勤務地、時給、雇用形態などから求人を検索できます。応募したい求人が見つかってから登録しても、遅くはありません。もし希望の求人がすでに締め切られていても、似たような求人やさらによい条件の仕事を紹介してもらえます。
役員運転手は正社員として働くだけが選択肢ではありません。派遣社員として、企業の専属ドライバーになるケースも多々あります。派遣社員の役員運転手は、拘束時間や採用までのハードルが低いため、実績のない人でも挑戦しやすいです。いきなり正社員を目指していると、挫折の原因にもなりかねません。派遣会社で一定の研修を受け、働きながらスキルを身につける方法もあります。急がば回れではありませんが、遠回りに見える方法も実は近道の可能性があります。運転手専門の派遣会社にも注目してみましょう。